管理栄養士ぺけちゃんの日記

管理栄養士ぺけちゃんの日常できごとや思いをつづります。

群馬のんびり旅行3

2日目はメインの富岡製糸場に行きました。のんびり旅行は中高年3人組ですので、

1日につき1か所のみという非常にゆったりスケジュールです。富岡製糸場世界遺産んに2014年に選ばれました。製糸場の歴史を見たりして知ったのは、昭和62年位まで操業していた、きちんと休日が設けられていた、食事は製糸場敷地内には食堂は無いので外の商店街に食べに行っていた、創設当初は国営だったのが途中から民営化されて、経営母体も複数回変わっている、昭和時代(戦後)の富岡製糸場の紹介パンフには

就職から結婚へと表記されていた(令和のこの時代では考えられない)、季節ごとに敷地内で運動会や行事が行われていた、と入ってみないとわからない事をたくさん知りました。

 

私の中での富岡製糸場は、とにかく女工哀史のようなイメージで貧しい娘さんが借金の肩代わりで無理やり働かせられている、という印象でした。見学して、確かに時期によっては貧しい家庭の娘さんが来て厳しい労働をさせられている側面もあったと思いますが、実はそれだけではない、確かに労働内容は厳しいし、女子だけの職場なので人間関係も色々あったと思います。しかし作業は、日没ではできないので日中のみ、休みの日は敷地を出たらすぐに商店街や繁華街があり、映画をみたり、食事をしたりする事ができたようです。近年では運動会や忘年会も行っていました。敷地内には診療所もあり、体調不良の子も診療を無料で受けられたりできたそうです。そして勤務期間は1年から3年と決められていたとのこと。やはりそこは若い子でないと体力・気力で勝負の仕事だった事を知り、イメージが変わりました。建物・事業内容など色々な背景を含めて

世界遺産になった理由がなんとなくわかったような気がしました。

 

敷地を出てすぐに商店街がありますが、今は甘味やさん(和洋スイーツ)が多く、

飲食店はほとんどありません。昔は映画館が5つあったり、置屋があったりとかなり

栄えていたようですが、今はお店も閉店となり、地元住民の方々が暮らしていて甘味屋とお土産屋さんが数件あるくらいでだいぶのんびり感じです。無料の最寄り駅までの

循環バス(電動でゆっくり動く無料バス)に乗った時にバスガイドさんが説明をしてくださいました。

 

 世界遺産をゆっくりじっくり見学することができました。現地に直接行き、自分の目で見て感じる事で色々な事を知る貴重な体験でした。富岡製糸場が稼働していた時の

賑わっていた商店街も行ってみたかったな。

 

ちなみに、富岡駅に近い富岡市役所は、数年前に改築されましたが、建築デザインは

オリンピック施設で有名な隈研吾さんがデザインされたとのことです。市役所前でお祭りのようなイベントが開催されていました。来月にはお祭りがあるそうです。