昨日、母の病院の付き添いにいった時に、病院の駐車場やあちこちできんもくせいの花を見つけました。彼岸花が終わり、きんもくせいになった時に、毎年見かけると「ああ、秋になったな」と感じます。昔はきんもくせいの香りを「トイレの芳香剤のにおい」といっていましたが、今ではそれもなつかしいです。というのも、今私は嗅覚障害の状態で全くにおいを感じられないのです。いいにおいもくさいにおいも分からない。そのため今は耳鼻科で嗅覚障害の治療を行っています。
においの記憶はあるのですよ。きんもくせいのにおいもバラのにおいやカレーのにおいも覚えているのです。でもにおいをかいでもわからない。すごく悔しいです。そして
においエチケットやガス漏れも分からないので、においエチケットは夫に確認してもらったりしています。ガス漏れは警報機が作動していなければ多分事故に巻き込まれるでしょう。味覚は不思議な事に大丈夫なのです。これは仕事上よかったと思っています。
ただし、においは味を感じるうえで少し影響があると感じています。美味しさが減るのです。いい例はカレーです。カレーを作っているとカレーのにおいを感じるのは普通ですが、それがわからないのです。カレーを食べるとカレー味はわかりますがスパイスの香りはわかりません。からさやうま味しかわからないのです。その分味覚は鈍らないように、気をつけています(濃い味付けを食べすぎたり、うま味調味料を使用しない等)
ああ、きんもくせいのかおりを感じて「昔のトイレの芳香剤みたいだなー」って言いたいです。