今までたくさんの食べ物を食べてきましたが、思い出の食べ物は私の中では
「コロッケ」です。
それは小2の頃、私は親に「スイミングスクールに通いたい」とお願いして(肥満児で体育が苦手だったのでせめてプールで泳げたらという願望)
スイミングに通っていました。親が送り迎えしてくれたのですが、スイミングで疲れた体に道の途中にあるお肉屋さんのコロッケがとってもおいしかったのです。
そのコロッケは、外がサクサク、中はジャガイモが多いものの、トロトロでひき肉の味もちょうどよく(甘くない肉が少しスパイシー)、本当においしいコロッケでスイミングのたびに買ってもらい食べていました(そこはメンチもおいしかった)。
揚げたてを疲れた体で食べたのが最高においしかったのかもしれません。
スイミングをやめても、時々その肉屋さんによってコロッケやメンチを買ってもらっていました。ずっと食べていたかったのですが、ある時お肉屋のご主人が亡くなってしまってその店は閉店になってしまいました。すごく残念な思いでした。
その後、その味を求めてコロッケを食べるのですが、あのコロッケよりおいしいコロッケに出会った事がありません。全く同じ味が見つかるとは思いませんが、またあの味のコロッケに出会いたいです。
多分、疲れた体に揚げたてのコロッケ、という場面もおいしさの思い出になっているのだと思います。